交通事故後の首の痛みはいつまで続く?むち打ちの回復期間について解説!

2025年03月26日

まつお鍼灸整骨院では、交通事故のむち打ちでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

当院には交通事故によるむち打ちの方がたくさん来院されますが、交通事故事故によるむち打ちはどの位で良くなるのでしょうか?詳しく解説していきます。

むち打ちの程度によって個人差はありますが参考にして頂ければ幸いです。

むち打ちとは?

むち打ち症は、交通事故などで急激な衝撃が首に加わることで発生する損傷の総称です。医学的には「外傷性頚部症候群」や「頚椎捻挫」と呼ばれ、首の筋肉・靭帯・神経に損傷を与えることがあります。

事故直後は症状が軽く、問題がないように思えても、数時間~数日後に痛みや違和感が強くなるケースが多いのが特徴です。

また、放置すると慢性的な症状につながるため、早めの検査と施術が重要になります。

むち打ちの主な症状

むち打ち症の症状は、大きく3つタイプに分類されます。

頚椎捻挫型(最も一般的)

✅首の痛み、こわばり

✅肩こり、動かしづらさ

✅軽度の頭痛

神経根症状型(神経が圧迫される)

✅首から肩・腕にかけてのしびれや痛み

✅手の感覚異常、力が入りにくい

バレ・リュー型(自律神経の乱れ)

✅めまい、耳鳴り、頭痛

✅吐き気、動悸、不眠

✅集中力の低下、倦怠感

 

むち打ちの回復期間はどのくらい?

回復期間は症状の重さ適切な施術を受けたかどうかによって大きく異なります。一般的な目安について解説していきます。

🔹軽度のむち打ち(頚椎捻挫型)

回復期間:1カ月~3カ月程度

主な症状:首の痛み、こわばり、肩こり

 

🔹中程度のむち打ち(神経根症状型)

回復期間:3カ月~6カ月程度

主な症状:首から肩、腕にかけてのしびれや痛み、手の感覚異常

 

🔹重度のむち打ち(バレ・リュー型)

回復期間:半年以上

主な症状:めまい、耳鳴り、頭痛、吐き気、自律神経の乱れ

 

むち打ちの施術方法

むち打ちは、症状に応じて適切な施術を行うことで早期回復が可能です。

🔹整骨院での施術

骨格矯正(首・背骨の歪みを整える)

✅️衝撃で歪んだ骨格を正しい位置に戻す

✅️首や肩の筋肉への負担を減らす

 

筋肉の調整(手技療法・ストレッチ)

✅️硬くなった筋肉をほぐし、血流を促進

✅️神経の圧迫を軽減

 

神経調整(自律神経を整える施術)

✅️バレ・リュー型の症状に有効

✅️鍼灸や骨格矯正で神経のバランスを整える

 

🔹自宅でできるセルフケア

姿勢を意識する(スマホ・PCの使い方を見直す)

温める or 冷やす(痛みが強いときは冷やし、慢性期は温める)

ストレッチ・軽い運動(回復後の再発予防)

 

むち打ちを放置するとどうなる?

むち打ちを適切に施術せず放置すると、慢性的な痛みやしびれが残ることがあります。さらに、以下のような症状が長引く可能性もあります。

🚨頭痛やめまいが続く

🚨肩こりや背中の痛みが悪化する

🚨自律神経の乱れによる不調(不眠・倦怠感)

「時間が経てば良くなる」と放置せず、早めの施術を受けることが大切です!

 

早期回復のためにできること

むち打ちの症状をできるだけ早く回復させるためには、適切な対処が必要です。交通事故後は、症状が軽くても放置せずにしっかりとケアすることで、慢性化を防ぎ、早期回復につなげることができます。ここでは、むち打ちを早く治すために大切なポイントを詳しく解説します。

1.できるだけ早く専門家に相談する

交通事故直後は痛みがなくても、必ず医療機関でみてもらう

むち打ちは、事故の衝撃で首の筋肉や靭帯にダメージが加わり、炎症を起こすことで発症します。

しかし、事故直後は興奮状態にあるため、痛みを感じにくいことがあります。そのため、「大丈夫そうだから…」と放置してしまい、数日後から痛みや違和感が強くなるケースが多いのです。

▶早めの受診が重要な理由

✅初期対応が回復を左右する → 早めに適切な施術を開始すれば、痛みの慢性化を防げる

✅後から症状が悪化することが多い → 数日~数週間後に痛みやしびれが出ることがある

✅保険の適用に関わる場合もある → 事故後すぐに診断を受けていないと、後から治療費の補償が受けられないケースもある

 

2.無理に動かさず安静にする

むち打ちの初期は、炎症が起こっているため、無理に首を動かすと症状が悪化する可能性があります。特に、次のような動作は避けるようにしましょう。

🚫避けるべき動作

✅無理に首を回す・上下に動かす

✅長時間のスマホやパソコン作業

✅高い枕や合わない枕の使用

首に負担をかけないよう、なるべく安静にし、症状が落ち着くまでは負担を減らすことが重要です。

また、炎症を抑えるために、初期は「冷やす」ことが効果的です。具体的には、保冷剤や冷却シートをタオルで包み、1回10~15分程度、痛みのある部分を冷やすと良いです。

▶痛みが落ち着いてきたら「温める」

炎症のピークを過ぎたら、温めて血流を促進することが回復を早めます。

 

3.正しい姿勢を意識する

むち打ちの回復を早めるためには、日常生活での姿勢の改善が不可欠です。特に、猫背やストレートネックの姿勢は、首に負担をかけ、回復を遅らせる原因となります。

📌姿勢が悪いと回復が遅れる理由

✅首・肩の筋肉に余計な負担がかかり、炎症が長引く

✅神経の圧迫が続き、しびれや違和感が改善しにくい

✅血流が悪くなり、治癒に必要な栄養が届きにくい

 

▶正しい姿勢のポイント

✅️スマホやパソコンの画面の高さを目線の位置にする

✅️座るときは骨盤を立て、背筋を伸ばす

✅️枕の高さを調整し、首の自然なカーブを維持できるようにする

 

\当院では、姿勢改善のためのアドバイスも行っています!/

むち打ちの施術と並行して、日常の姿勢を見直すことで、回復が早まり、再発防止にもつながります。

 

4.継続的に施術を受ける

「痛みが少し良くなったから、もう大丈夫かな?」と施術を中断してしまうと、実は完全に治っておらず、後々また痛みがぶり返すことがよくあります。

📌むち打ちが再発しやすい理由

✅筋肉や靭帯が完全に回復していない状態で動かしてしまう

✅神経のダメージが残っていて、少しの負担で症状が再発する

✅姿勢が悪いままだと、負担がかかり続ける

そのため、むち打ちは「痛みがなくなったら終了」ではなく、根本的な回復を目指すための継続的なケアが重要です。

 

当院では、レントゲンを活用し、骨格の歪みや筋肉の状態を的確に判断したうえで、患者さん一人ひとりに最適な施術を行っています。

骨格矯正(首・背骨の歪みを整える)

筋肉の調整(緊張をほぐし、血流を促進)

神経調整(自律神経のバランスを整える)

「もう少し治療を続けたほうがいいのか?」

「この症状はもう治ったのか?」といった疑問があれば、遠慮なくご相談ください。

 

まとめ

むち打ちの早期回復のためには、以下の4つのポイントを意識することが大切です。

できるだけ早く専門家に相談する → 早期治療が慢性化を防ぐ

無理に動かさず安静にする → 初期は冷やし、回復期には温める

正しい姿勢を意識する → 猫背やストレートネックを改善する

継続的な治療を受ける → 痛みが引いてもしばらく施術を続ける

むち打ちは放置すると後遺症が残るリスクもあります。「少し違和感があるだけだから…」と思わず、できるだけ早めにご相談ください。

\当院では、むち打ちの専門的な施術を行っています!/
お気軽にお問い合わせください。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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