横座りはしない方が良い?膝や股関節に悪影響を及ぼす理由について解説

2025年11月28日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、膝や股関節の痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

横座りが膝や股関節に悪影響を及ぼす理由について解説

横座りは一見楽な姿勢に思えますが、実は膝や股関節、骨盤に大きな負担をかける姿勢です。特に女性に多く見られるこの座り方は、長年続けることで関節の歪みや慢性的な痛みを引き起こす原因になります。

本記事では、横座りが身体に与える影響や、改善のためのポイントについて解説します。

横座りの姿勢が生むアンバランスな負担

横座りは、片側の足を内側または外側に折り曲げ、もう一方の足を体の横に流す姿勢です。この姿勢では、骨盤が左右どちらかに傾き、股関節のねじれや膝関節への圧力が偏ります。特に骨盤が片方に傾いたまま固まることで、脊椎や肩のバランスにも影響し、腰痛や肩こりにまで波及するケースもあります。

また、片膝を内側に折ることで膝関節が内旋し、関節の軟骨面に不均等な摩擦が生じます。これが続くと軟骨のすり減りや炎症につながり、将来的に変形性膝関節症を引き起こすリスクも高まります。

股関節に及ぶ影響

股関節は本来、左右対称に動くことで骨盤と下肢のバランスを保っています。しかし横座りでは、片側の股関節が内旋、もう一方が外旋した状態になります。このアンバランスが続くと、筋肉の緊張や短縮が起こり、股関節の可動域が狭くなります。

特に中殿筋や腸腰筋といった骨盤を支える筋肉が硬くなると、歩行時や立ち上がり動作で股関節に痛みを感じやすくなります。

さらに、骨盤がねじれたまま固まることで、腰椎にも負担が及び「腰痛」「坐骨神経痛」を併発するケースも少なくありません。

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膝関節への負担と変形のリスク

横座りでは、膝関節が本来の可動範囲を超えてねじられた状態になります。これにより、関節の内側や外側にかかる圧力が偏り、靭帯や半月板に過剰なストレスが加わります。長期間続くと関節内で炎症が起き、膝の違和感や痛みが現れるようになります。

特に女性の場合、筋力が弱い傾向があるため、関節を支える力が不足し、膝の変形を進める原因になります。「正座はできるけど横座りは痛い」という人は、すでに関節や靭帯に負担が蓄積しているサインです。

骨盤の歪みと姿勢の崩れ

骨盤が片方に傾いたまま固まると、脊柱のラインも歪み、肩や首の高さに左右差が生じます。これにより、頭痛や肩こりなどの上半身症状を引き起こすこともあります。また、骨盤の歪みが固定されると、歩行時の重心バランスが崩れ、股関節・膝・足首の連動性が悪化します。

骨盤の歪みは見た目のスタイルにも影響します。ヒップラインが左右非対称になったり、スカートが回ってしまったりといった「骨盤の捻れ」が現れたら注意が必要です。

横座りによる二次的な不調

横座りのクセが長く続くと、股関節や膝の痛みだけでなく、次のような二次的な症状が出ることがあります。

  • 腰痛や坐骨神経痛
  • 骨盤のねじれによる冷え・むくみ
  • 脚の長さの左右差(見かけ上の脚長差)
  • O脚・X脚の進行
  • 慢性的な肩こりや頭痛

これらは全身のバランスが崩れているサインであり、横座りだけでなく、普段の姿勢習慣も見直す必要があります。

改善のためにできること

横座りをやめるだけでなく、骨盤や股関節の柔軟性を高めることが重要です。以下のポイントを意識しましょう。

  • 椅子に深く座り、骨盤を立てる意識を持つ
  • 股関節周囲のストレッチ(腸腰筋・内転筋・中殿筋)を取り入れる
  • 日常生活で足を組まないようにする
  • 定期的に整体やカイロプラクティックで骨格バランスをチェックする

まとめ

横座りは一見リラックスできる姿勢に思えますが、実際には身体の片側に大きな負担をかけ続ける“歪みを作る座り方”です。左右非対称の姿勢が習慣化すると、股関節の可動域が偏ってしまい、周囲の筋肉や靭帯にも余計な緊張が生じます。

その結果、歩行時のバランスが乱れ、膝の内側・外側に痛みが出やすくなるだけでなく、骨盤がねじれて腰痛や反り腰、猫背まで引き起こすことがあります。

さらに、片側ばかり負荷がかかることで、骨盤の高さが左右で変わり、放置すると背骨全体のカーブにも影響し、慢性的な肩こりや頭痛、自律神経の乱れにつながるケースも少なくありません。

股関節や膝の痛みを感じたときは、その場のストレッチや湿布だけでは根本改善にはつながりにくく、まずは「日常姿勢の見直し」が不可欠です。

正しい座り方を意識し、左右均等に体重を乗せる習慣をつけることで、全身のバランスが整い、痛みの再発防止にも大きく役立ちます。必要に応じて専門的な検査や骨格の調整を行うことで、さらに安定した状態を取り戻すことができます。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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