姿勢が悪い=側弯症ではない?その違いについてわかりやすく解説
2025年11月11日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、側弯症でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
姿勢が悪い=側弯症ではない?その違いについて
「姿勢が悪いね」「背中が曲がってる」――こう言われて不安になり、「もしかして側弯症では?」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には「姿勢が悪いこと」と「側弯症」は全く同じものではありません。 姿勢不良は筋肉や習慣による一時的な体の歪みであるのに対し、側弯症は背骨そのものがねじれを伴いながら構造的に変形している状態です。
ここでは、両者の違いをわかりやすく解説し、見分け方や対処法まで詳しく紹介します。
1. 姿勢不良とは?
姿勢不良とは、筋肉の使い方や日常動作のクセによって一時的に起こる身体の歪みです。 たとえば、長時間のデスクワークやスマホ操作、片足重心、足を組むなどの習慣によって筋肉のバランスが崩れ、背骨が傾いて見える状態を指します。
このタイプの歪みは「機能的な問題」であり、骨そのものが変形しているわけではありません。 そのため、正しい姿勢の意識やストレッチ・筋力トレーニングなどで比較的短期間に改善できるのが特徴です。 つまり、姿勢不良は“自分の努力で戻せる状態”といえます。
2. 側弯症とは?
側弯症は、背骨が左右にカーブし、ねじれを伴って変形している状態を指します。 特に胸椎(背中の部分)や腰椎(腰の部分)がS字やC字に曲がっており、見た目にも左右非対称がはっきり現れることがあります。
また、単なる姿勢不良とは異なり、自力でまっすぐにしようとしても修正できないのが特徴です。
側弯症には大きく分けて2つのタイプがあります。 ひとつは「構築性側弯症」と呼ばれる、骨そのものが変形しているタイプ。
もうひとつは「機能性側弯症」と呼ばれ、姿勢や筋肉のアンバランスによって一時的に歪んでいるタイプです。 特に構築性側弯症の場合、早期発見・専門的な施術が必要になります。
3. 姿勢不良と側弯症の違い
両者は見た目が似ていても、原因も対処法も全く異なります。
| 項目 | 姿勢不良 | 側弯症 |
|---|---|---|
| 原因 | 筋肉のアンバランス・生活習慣 | 背骨の構造的な変形 |
| 特徴 | 自分で姿勢を正すと真っ直ぐにできる | 意識しても背骨が真っ直ぐにならない |
| 進行性 | 基本的に進行しない | 成長期や加齢で進行することがある |
| 痛み | 肩こりや腰痛などの筋肉性の痛み | 慢性的な背部痛・呼吸機能の低下も |
| 改善方法 | ストレッチ・運動・姿勢指導 | 専門的施術や装具・場合により手術 |
4. 側弯症のセルフチェック方法
鏡の前で次のポイントを確認してみましょう。
- 両肩の高さが違う
- ウエストラインが左右で違う
- 立った時に片側の肩甲骨が出っ張って見える
- 背中を前に曲げたとき、左右の高さに差がある
このような左右差が明らかに見られる場合は、側弯症の可能性があります。 一方、意識的に背筋を伸ばすと左右差が軽減する場合は、筋肉や姿勢による一時的な歪みの可能性が高いです。
5. 放置するとどうなる?
姿勢不良を放置すると、筋肉の緊張やコリが慢性化し、側弯症に近い骨格変形へと進行することもあります。
また、側弯症を放置した場合は、背骨の変形が進行し、呼吸機能の低下・内臓圧迫・慢性腰痛・神経圧迫などの合併症を引き起こすリスクがあります。 見た目だけでなく、身体全体のバランスが崩れるため、早期対応が非常に重要です。
6. 改善・予防のための整体的アプローチ
姿勢不良や軽度の側弯症に対しては、筋肉と骨格の両面からアプローチする施術が有効です。 頚椎や骨盤の歪みを整えることで、全身のバランスが改善され、背骨への負担を軽減できます。 頚椎の調整や骨盤矯正は、体の軸を整え、姿勢改善・側弯進行予防に効果的です。
また、施術だけでなく、日常生活での「姿勢の意識」「ストレッチ」も重要です。 体幹を安定させる習慣を身につけることで、再発や進行を防ぐことができます。
まとめ
「姿勢が悪い=側弯症」とは限りません。 しかし、どちらも放置すれば骨格バランスが崩れ、慢性的な肩こりや腰痛、さらには神経症状へと進展する可能性があります。
見た目の歪みや左右差に気づいた時点で、早めに専門機関で検査・施術を受けることが大切です。 正しい知識と適切なケアで、背骨と姿勢を美しく整え、健康な身体を保ちましょう。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。







