子どもの姿勢が気になる親が知っておくべき「側弯症サイン」について

2025年11月23日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、子供の姿勢のことでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

子どもの姿勢が気になる親が知っておくべき「側弯症サイン」について

「うちの子、なんだか背中が曲がって見える」

「ランドセルが片方だけずれている」

こうした小さな変化が、実は側弯症の初期サインかもしれません。側弯症は思春期の成長期に多く見られる背骨のねじれ・歪みの疾患で、早期に気づくかどうかが進行の分かれ道になります。

今回は、親が見逃しやすい子どもの側弯症のサインと、自宅でできるチェック方法、そして早期発見の重要性について詳しく解説します。

1. 側弯症とは?

側弯症は、背骨が左右に曲がりながらねじれてしまう状態を指します。単なる「猫背」や「姿勢の悪さ」とは異なり、背骨そのものの構造が変化しているのが特徴です。

特に「思春期特発性側弯症」は、10歳前後から発症しやすく、原因が明確でないケースが多く見られます。成長期に背骨が急速に伸びる際、筋肉や骨のバランスが崩れることで発症し、進行すると見た目だけでなく内臓機能にも影響を及ぼす可能性があります。

2. 側弯症の初期サインを見逃さない

初期の側弯症は痛みがないため、本人も親も気づきにくいのが特徴です。しかし、次のようなサインが見られたら注意が必要です。

  • 肩の高さが左右で違う
  • ウエストラインが左右で非対称
  • 片方の肩甲骨が浮き出て見える
  • 片足のズボンの裾が短く見える
  • 立ったときに背中が左右どちらかに傾いている
  • 体を前に倒したとき、背中の片側が盛り上がる

これらのサインは一見すると「姿勢のクセ」に見えますが、側弯症が原因のことも多く、特に成長期の子どもには定期的なチェックが欠かせません。

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3. 自宅でできる簡単セルフチェック法

① 前屈テスト(アダムテスト)

子どもに背中をまっすぐにした状態で前屈してもらい、背中の高さを左右で比べます。どちらかが盛り上がっている場合は、背骨がねじれている可能性があります。

② 肩・骨盤ラインの確認

鏡の前にまっすぐ立たせて、肩や骨盤の高さをチェックします。左右で差がある場合、背骨のバランスが崩れているサインです。

③ 立ち姿勢と靴の減り方

片足重心の癖があると、靴底の減り方にも偏りが出ます。左右で明らかに違う場合は、姿勢や骨盤の傾きを疑いましょう。

これらのチェックは家庭でも簡単に行えます。もし違和感を感じた場合は、専門的な検査を受けることをおすすめします。

4. なぜ子どもに側弯症が起こるのか

思春期に発症する側弯症の多くは「特発性」と呼ばれ、はっきりした原因が特定できません。ただし、以下のような要素がリスクを高めると考えられています。

  • 急激な成長による筋肉バランスの乱れ
  • 片側ばかりの姿勢・体の使い方
  • 運動不足による体幹筋力の低下
  • 長時間のスマホ・ゲーム・勉強姿勢
  • 遺伝的要因(家族に側弯症がある場合)

特に近年では「スマホ首」や「猫背」など、姿勢の崩れから側弯症傾向を悪化させるケースも増えています。

5. 放置するとどうなる?

軽度の側弯症を放置してしまうと、成長とともに背骨の曲がりが進行するリスクがあります。 進行すると以下のような問題を引き起こすことがあります。

  • 肩こり・腰痛の慢性化
  • 呼吸が浅くなる(胸郭変形)
  • 疲れやすい・集中力が続かない
  • 左右のバランス崩れによるスポーツ障害
  • 自律神経の乱れ(めまい・頭痛・不眠)

つまり、単なる「姿勢の悪さ」と軽く見てしまうと、将来的に心身の不調につながる危険があるのです。

6. 側弯症の予防と早期対応

① 正しい姿勢習慣を身につける

椅子に深く腰をかけ、背筋を伸ばす習慣を意識しましょう。スマホやタブレットの使用時は画面を目線の高さに。

② 適度な運動で体幹を強化

水泳やストレッチ、バランスボールなど、左右対称に体を使う運動が有効です。体幹の安定は背骨の歪み防止に直結します。

③ 学校検診や専門検査の活用

学校検診で「側弯症疑い」と指摘された場合は、そのままにせず必ず専門機関で精密検査を受けましょう。

④ 整体でのアプローチ

整体では、筋肉の左右バランスを整え、背骨や骨盤の歪みを軽減させる施術を行います。成長期の柔軟性が高い時期は、早期の矯正で大きな改善が期待できます。

7. 親が気をつけるべき日常のポイント

子どもの側弯症は、生活環境の中にも原因が潜んでいます。次のポイントを意識して日常を整えましょう。

  • 机と椅子の高さを体格に合わせる
  • 片側だけにランドセル・カバンをかけない
  • 寝るときの枕やマットレスの硬さを見直す
  • テレビやスマホを見るときの姿勢をチェックする
  • 定期的に「背中まっすぐチェック」を行う

親が日常の中でこまめに姿勢を見てあげることが、最大の予防策です。

8. まとめ

側弯症は、痛みがないため発見が遅れやすい疾患ですが、早期に見つけて適切なケアを行えば進行を防ぐことができます。 子どもの成長期は姿勢が変化しやすい時期です。少しでも「おかしいな」と感じたら、放置せずチェックしてあげてください。

骨格のバランスを整えることは、単に姿勢を良くするだけでなく、将来の健康にも直結します。正しい姿勢と柔軟な体を保つことで、子ども成長をサポートしていきましょう。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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