オスグッド病は安静にするしかない?早期復帰のために知っておきたいこと
2025年12月21日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、オスグッドでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
オスグッド病は安静にするしかない?早期復帰のために知っておきたいこと
オスグッド病と診断されると、多くの子どもや保護者がまず言われるのが「しばらく安静にしましょう」「成長が止まれば自然に治ります」という言葉です。確かに、オスグッドは成長期特有の疾患であり、無理を続ければ悪化するのは事実です。
しかし一方で、「安静=何もしない」という理解のまま過ごしてしまい、結果として長期化・慢性化してしまうケースが非常に多いのも現実です。
部活動を続けたい、試合に出たい、できるだけ早く競技復帰したい。そう考える子どもにとって、本当に必要なのは「ただ休むこと」ではなく、「正しく身体を整えながら回復を早めること」です。
ここでは、オスグッド病に対する安静の意味と、早期復帰のために知っておきたい重要なポイントを詳しく解説します。
オスグッド病で言われる「安静」とは?
病院で言われる安静とは、「膝に強い負担をかける動作を控える」という意味であり、決して一切動いてはいけないということではありません。
しかし実際には、この説明が十分にされないまま「休んで様子を見ましょう」と伝えられることが多く、結果的に運動を完全に中止するか、逆に痛みを我慢して続けてしまうという両極端な行動になりがちです。
オスグッド病は、太ももの筋肉が硬くなることで脛骨粗面が強く引っ張られ、炎症や痛みが出る状態です。
つまり問題は「骨そのもの」よりも、「成長期の骨に対して筋肉や身体の使い方が追いついていないこと」にあります。この状態で何もせずに安静にしているだけでは、根本的な改善にはつながりません。
安静だけでは治りにくい理由
オスグッドが長引く子どもに共通しているのが、「太ももを伸ばしているのに痛みが変わらない」「休んでも再開するとすぐ痛くなる」というパターンです。これは、原因が太ももの筋肉だけではないことを示しています。
実際には、骨盤の傾き、股関節の動きの悪さ、足首の硬さ、姿勢の崩れなどが重なり、ジャンプやダッシュのたびに膝下へ過剰なストレスが集中しているケースが少なくありません。この状態で安静だけを続けても、運動を再開した瞬間に同じ負担がかかり、痛みが再発してしまいます。
つまり、安静は「悪化を防ぐための一時的な手段」であり、「治すための方法」ではないのです。
早期復帰を目指すために必要な考え方
早期復帰のために最も重要なのは、「痛みの出ている場所」ではなく、「なぜそこに負担が集中しているのか」を見ることです。膝だけを見ている限り、オスグッドはなかなか改善しません。
例えば、骨盤が後ろに倒れている子どもは、走る・跳ぶといった動作で太ももの前側に常に力が入りやすくなります。また、足首が硬いと着地時の衝撃を吸収できず、その負担が膝に直撃します。こうした全身のバランスを無視したままでは、どれだけ休んでも根本的な回復は難しいのです。
早期復帰を目指すには、「膝に負担をかけない身体の使い方」を身につけることが欠かせません。
運動を完全に止めるべきケース・調整すべきケース
すべてのオスグッドが即運動中止になるわけではありません。ポイントは「痛みの強さ」と「日常生活への影響」です。
歩くだけで痛い、階段の昇り降りがつらい、膝下が強く腫れている場合は、一時的に競技を休む判断が必要です。
一方で、ジャンプやダッシュ時だけ痛む、ウォーミングアップ後は少し楽になるといったケースでは、練習量や内容を調整しながら身体のケアを進めることで、復帰を早められる可能性があります。
オスグッドは「成長痛だから仕方ない」?
「成長期が終われば自然に治る」と言われると、一見安心できるように聞こえます。しかし実際には、成長期を過ぎても痛みが残るケースや、正座やしゃがみ込みができないまま大人になるケースも少なくありません。
それは、痛みが消えても身体の使い方やバランスが改善されないまま成長してしまうからです。結果として、膝だけでなく、腰痛や足首のケガ、太ももの肉離れなど、別のトラブルにつながることもあります。
まとめ
オスグッド病は、安静にすること自体が間違いではありません。ですが、安静だけに頼るのは不十分です。早期復帰を目指すためには、なぜ膝に負担が集中しているのかを見極め、身体全体を整えていく視点が欠かせません。
「休みたくない」という気持ちは、決して悪いことではありません。その気持ちを大切にしながら、正しいケアを行うことが、結果的に一番早い復帰につながります。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。







