ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)でお悩みの方!!膝のお皿の下が痛い原因と改善の方法!!
2025年07月19日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
「ジャンプをすると膝が痛い…」
「膝のお皿の下がズキッとする」
「整形外科で“膝蓋靱帯炎”と言われたけど、なかなか良くならない…」
このような症状でお悩みではありませんか?
スポーツをしている学生に多いジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)は、適切なケアをせずに放置してしまうと、長期にわたる痛みや競技パフォーマンスの低下につながるケースもあります。
この記事では、ジャンパー膝の原因から根本改善に必要なアプローチまでを解説していきます。
膝蓋靱帯炎(ジャンパー膝)とは?
ジャンパー膝とは、膝蓋骨(膝のお皿)と脛骨(すねの骨)をつなぐ膝蓋靱帯に炎症が起きてしまう状態を指します。
名前の通り、ジャンプや着地、急な切り返し動作の多い競技(バスケットボール・バレーボール・陸上など)で起こりやすく、特に成長期の中高生や、スポーツ頻度の高い方に多いのが特徴です。
ジャンパー膝の主な症状
✔膝のお皿の下(膝蓋腱部)に痛みが出る
✔動き出しやジャンプ時にズキッと痛む
✔休むと軽くなるが、再開するとまた痛む
✔階段の下りが特に辛い
✔押すと痛みがある
原因は「膝だけ」じゃない?ジャンパー膝の根本的な要因とは
ジャンパー膝は、単なる“膝の使いすぎ”と思われがちですが、実は以下のように身体全体の使い方・姿勢・筋肉のアンバランスが密接に関わっています。
1. 骨盤の傾き・股関節の硬さ
骨盤が前傾していると、大腿四頭筋が常に引っ張られ、膝蓋靱帯に負担が集中します。特に股関節の硬さがあると、膝だけで衝撃を受け止める形となり炎症を悪化させます。
2. 大腿四頭筋の過緊張
ジャンパー膝の大きな原因の一つがこの筋肉の“張り”です。運動後にストレッチやケアをせず放置すると、筋肉の硬さが膝蓋靱帯に負荷をかけ続け、炎症が慢性化します。
3. 足首や足のアライメント不良
足の着き方(回内・回外)、偏平足、O脚などのアライメントの崩れが膝関節にねじれを生じさせ、結果的に膝蓋靱帯へのストレスになります。
4. 姿勢不良(猫背・反り腰)
姿勢が悪いと、下半身の動きにも歪みが出てきます。特に反り腰の方は、ジャンプや走行時に膝関節でブレーキをかけるような動作が増え、炎症を起こしやすくなります。
放っておくとどうなる?
ジャンパー膝は軽症のうちに対処すれば比較的短期間で改善しますが、放置してしまうと…
✔常に痛みをかばって動くようになる
✔他の部位(反対側の膝・腰・股関節)にも負担が出る
✔競技パフォーマンスが大幅に低下する
といった状況に陥ることもあります。
茨木市でジャンパー膝にお悩みの方へ
当院では、“膝蓋靱帯に炎症がある”という結果だけでなく、その原因となっている「姿勢・動き・筋バランス」まで評価・施術します。
STEP1:レントゲン分析による原因の“見える化”
当院では、
✔姿勢の傾き
✔骨盤の前傾・後傾
✔股関節・足関節の可動域
✔筋バランスの左右差
などを検査し、「なぜ痛みが出ているのか?」を明確にします。
STEP2:骨格・筋肉・足部からの全身調整
✔骨盤・腰椎・股関節のアライメント調整
✔大腿四頭筋・ハムストリングス・臀筋のバランス調整
✔足部の着地・回内回外の調整
を行い、膝にかかる負担を“構造”から取り除いていきます。
STEP3:再発しないカラダ作り
改善後は、再発予防のために、ストレッチ・セルフケア法の指導まで含めてトータルサポートします。
よくある質問
Q:ジャンパー膝はストレッチだけで治りますか?
A:軽度であれば一時的に楽になりますが、根本改善には姿勢や筋バランス、体の使い方まで整える必要があります。
Q:湿布や注射を続けても良くならないのですが?
A:それらは対症療法であり、根本原因が残っていれば再発を繰り返します。身体の構造と動きから改善することが重要です。
まとめ
ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)は、成長期のスポーツをしている人に多く見られる膝の痛みですが、単なる「成長痛」として片付けてしまうのは危険です。
膝への繰り返しの負荷や、太ももの筋肉・骨盤のゆがみなども関係していることが多く、正しいアプローチをせず放置すれば、痛みが慢性化し競技力の低下や再発を繰り返すリスクがあります。
当院では、原因を見極めた上で全身バランスから整える施術を行っています。痛みを我慢せず、早めのケアを行いましょう。
ジャンパー膝でお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。







