交通事故後に「頭痛・めまい・吐き気」が出る理由とは?むち打ちの可能性をチェック!

2025年07月24日

まつお鍼灸整骨院では、交通事故によるむち打ちでお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

交通事故後に「頭痛・めまい・吐き気」といった症状が現れることがあります。これらの症状は、むち打ちによるものかもしれません。

早期に適切な対応をすることで、長引く不調を防ぐことができます。本記事では、むち打ちの原因や症状などについて詳しく解説します。

むち打ちとは?

むち打ち(頚椎捻挫)は、交通事故などの衝撃によって首が急激に前後に振られることで発生します。首の筋肉や靭帯、神経が損傷し、さまざまな症状が引き起こされます。

むち打ちは見た目には異常がないことが多いため、事故直後は痛みがなくても、数時間後や翌日以降に症状が現れることもあります。

そのため、軽症だと思って放置すると、後々つらい後遺症に悩まされる可能性があります。

交通事故後の「頭痛・めまい・吐き気」の原因

むち打ちによって以下のような影響が出ることがあります。

① 頭痛の原因

・頚椎の歪みや筋緊張による血流悪化: 衝撃で首周りの筋肉が過度に緊張し、血行不良が起こることで頭痛が発生します。

・神経圧迫による痛み: 首の神経が圧迫されると、頭部に痛みを引き起こします。

・精神的ストレスによる緊張型頭痛: 事故のショックやストレスが頭痛の原因になることもあります。

② めまいの原因

・脳への血流不足: 首の血管が圧迫されることで、脳に十分な酸素が供給されず、ふらつきや立ちくらみが発生します。

・自律神経の乱れ: むち打ちは自律神経にも影響を与え、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、めまいが起こることがあります。

③ 吐き気の原因

・自律神経の乱れによる消化器系の不調: 事故の衝撃で自律神経が乱れ、胃腸の働きが低下することで吐き気を感じることがあります。

・平衡感覚の異常による影響: めまいと同様に、内耳のダメージが原因で吐き気が起こることがあります。

・ストレスや不安による胃腸への影響: 事故後の精神的なショックが、胃腸の機能を低下させることもあります。

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こんな症状があれば要注意!

交通事故の直後は、興奮やショックによって症状を感じにくいことがありますが、数日後〜1週間ほど経ってから徐々に不調が現れるケースも少なくありません。

特に以下のような症状がある場合は、「ただの捻挫」や「一時的な不調」と軽視せず、早めに専門機関で検査・治療を受けることが非常に重要です。

● 頭痛が長引く・強くなる

交通事故後に慢性的な頭痛が続く場合、頚椎(首の骨)の歪みや筋肉の緊張による神経圧迫が原因になっていることがあります。

特に、事故の衝撃で首がムチのようにしなることで、筋肉や靭帯が損傷し、炎症が神経に波及すると、ズキズキ・締め付けるような頭痛が長引くことがあります。

鎮痛剤では改善しない、朝起きた時から頭痛がある、天候の変化で悪化するなどの特徴がある場合は注意が必要です。

● 立ちくらみやふらつきが続く

首には脳へとつながる大切な血管や神経が集中しています。 事故による首のダメージが原因で血流が悪くなったり、自律神経が乱れると、ふらふらする・立ち上がったときにクラッとするといった症状が出ることがあります。

これは「頚性めまい」と呼ばれ、放っておくと日常生活に支障をきたす恐れがあります。 特に、車の運転や仕事に集中できなくなってきたと感じたら要注意です。

● 吐き気や嘔吐が頻繁に起こる

「ムチウチで吐き気?」と思われるかもしれませんが、これは首周辺の自律神経が乱れているサインです。

内臓に異常がないのに食欲不振や胃のムカムカが続く場合は、頚椎の問題を疑う必要があります。

首の状態が改善してくると自然と吐き気が治まるケースも多いため、根本原因へのアプローチが重要です。

● 首や肩の痛みが改善しない

事故から数日〜数週間経っても、首や肩の張り・痛み・重だるさが続く場合、単なる筋肉痛ではなく、靭帯や神経系のトラブルが起きている可能性があります。

特に、寝てもスッキリしない・湿布やマッサージで楽にならないという方は、首の深部組織の損傷や炎症が残っているケースが多く、早期の施術が必要です。

● 手足のしびれや感覚異常がある

首の神経が事故の衝撃で圧迫されると、肩・腕・指・足先などにしびれや感覚の異常が出ることがあります。

「ピリピリ」「ジンジン」「触れても感覚が鈍い」「力が入りにくい」などの症状がある場合は、神経の損傷や圧迫が進行している可能性があるため、早急な対応が必要です。

● 倦怠感や集中力の低下が続く

「ずっと疲れている感じが取れない」 「集中できなくなった」 「仕事や勉強の効率が明らかに落ちた」

こうした症状も、交通事故後によく見られる自律神経の不調によるものです。 自律神経は首や背骨周辺に多く分布しており、ムチウチによる筋肉の緊張や骨格の歪みによって乱れると、慢性的な不調を引き起こします。

単なる「疲れ」と思わず、事故の後にこのような症状が出た場合は、身体全体のバランスを整える必要があります。

まとめ

交通事故後に「頭痛・めまい・吐き気」が続く場合、むち打ちが原因の可能性があります。放置せずに、適切な検査と施術bを受けることが重要です。早期の対応で、後遺症を防ぎましょう。

むち打ちの症状でお困りの方は、専門の整骨院・鍼灸院での治療をおすすめします。当院ではレントゲンを基にした頚椎の専門施術を行っています。むち打ちでお悩みの方はお気軽にご相談ください!

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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