股関節が痛い原因とは?足の付け根の痛みや曲げると痛い症状を解説
2025年10月19日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、股関節の痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
立ち上がると足の付け根が痛い、歩き始めに股関節がズキッとする、しゃがむと詰まるような違和感がある。こうした症状が出ると「股関節が悪いのではないか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
股関節は体の中でも特に大きな関節で、立つ、歩く、座る、しゃがむなど日常のあらゆる動作に関わっています。そのため、この関節にトラブルが起きると生活の中でさまざまな場面で痛みを感じるようになります。
特に多いのが「足の付け根の痛み」です。股関節の痛みはお尻ではなく、実際には脚の付け根のあたりに出ることが多いため、最初は股関節の問題だと気づかないこともあります。
さらに、股関節の痛みにはいくつかの原因があり、痛みが出る動作によって原因が変わることもあります。この記事では、股関節や足の付け根が痛くなる原因と、曲げると痛いときに考えられる症状について詳しく解説していきます。
股関節とはどこにある関節?

股関節は骨盤と太ももの骨をつないでいる関節で、体重を支えながら大きく動く特徴があります。骨盤のくぼみに太ももの骨の先端がはまり込む構造になっており、歩行や姿勢の安定に重要な役割を果たしています。
この関節の周囲には筋肉や靭帯、軟骨などさまざまな組織が存在しています。関節の中には「関節唇」と呼ばれる軟骨組織もあり、股関節の安定性を保つ役割があります。
しかし、股関節は体重がかかる関節であるため、長年の負担や姿勢のクセ、筋肉のバランスの崩れなどによって痛みが出ることがあります。特に脚の付け根の痛みとして感じることが多いのが特徴です。
股関節が痛いときに多い症状
股関節のトラブルでは、次のような症状がよく見られます。
- 立ち上がるときに足の付け根が痛い
- 歩き始めに痛みが出る
- しゃがむと股関節が詰まる感じがする
- 脚を上げると痛む
- 靴下を履く動作がつらい
このような症状は股関節に負担がかかっているサインです。特に脚の付け根に痛みが出る場合は、股関節の関節そのものに問題が起きている可能性があります。
また、股関節の痛みは動作によって変化することが多いのも特徴です。例えば歩き始めに痛い、長く歩くと痛い、脚を曲げると痛いなど、痛みが出る場面を確認することで原因をある程度推測することができます。
股関節が痛くなる主な原因
股関節の痛みにはさまざまな原因がありますが、特に多く見られるものを紹介します。
変形性股関節症
股関節の痛みの原因として多いのが変形性股関節症です。これは関節の軟骨がすり減ることで痛みが出る状態です。
初期症状として多いのは、脚の付け根の違和感や痛みです。立ち上がるときや歩き始めの動作で痛みを感じることがあります。進行すると関節の動きが悪くなり、しゃがむ動作や正座が難しくなることもあります。
また、靴下を履くときに脚が上がりにくくなったり、股関節の可動域が狭くなることも特徴です。
股関節唇損傷
股関節の中には関節唇という軟骨組織があります。この部分が損傷すると股関節の痛みや引っかかり感が出ることがあります。
特徴的なのは、しゃがむ動作や脚を深く曲げる動作で痛みが出やすいことです。また、股関節を動かしたときにクリック音や引っかかるような感覚を感じることもあります。
スポーツをしている人や股関節をよく使う人に起こることがあります。
股関節インピンジメント(FAI)
股関節インピンジメントは、股関節の骨同士がぶつかることで痛みが出る状態です。股関節を深く曲げたときに骨が当たりやすくなり、痛みや詰まり感を感じることがあります。
しゃがむ動作や脚を持ち上げる動作、車の乗り降りなどで痛みを感じることがあります。若い人やスポーツをしている人に多い股関節のトラブルの一つです。
筋肉や腱の負担
股関節周囲には多くの筋肉が集まっています。特に内ももの筋肉や腸腰筋と呼ばれる筋肉は、股関節を動かす重要な役割を持っています。
これらの筋肉を使いすぎると炎症が起こり、足の付け根に痛みを感じることがあります。急に運動量が増えたときや長時間歩いた後などに起こりやすいです。
また、長時間座っている姿勢が続くと股関節周囲の筋肉が硬くなり、動かしたときに痛みが出ることもあります。
腰からくる関連痛
股関節の痛みだと思っていても、実際には腰から来ているケースもあります。腰椎の神経が圧迫されることで、足の付け根や太ももに痛みが出ることがあります。
この場合、股関節そのものには問題がなくても痛みを感じることがあります。お尻から太ももにかけての痛みやしびれがある場合は、腰の影響も考えられます。
股関節の痛みが出やすい日常動作

股関節のトラブルでは、日常生活の中で次のような動作がつらくなることがあります。
- 椅子から立ち上がるとき
- しゃがむとき
- 靴下を履くとき
- 車の乗り降り
- 階段の上り下り
特に「脚を持ち上げる動作」で痛みが出る場合は、股関節の可動域が狭くなっている可能性があります。股関節は脚を前に上げたり、外に開いたりする動きに関わる関節のため、この動きがスムーズにできないと日常生活のさまざまな場面で不便を感じるようになります。
また、長時間座ったあとに立ち上がると痛みが出るケースも多く見られます。これは股関節の関節や筋肉が硬くなっていることが関係しています。
デスクワークや車の運転など、長く座り続ける姿勢が続くと股関節周囲の筋肉が縮こまり、立ち上がったときに関節に負担がかかりやすくなるのです。
さらに、靴下を履くときに脚を持ち上げにくい、あぐらをかくと股関節が突っ張る、しゃがんだ状態から立ち上がるときに痛みが出るといった変化も股関節のトラブルでよく見られる症状です。
こうした動作の中で違和感や痛みを感じる場合は、股関節周囲の筋肉や関節に負担がかかっているサインの可能性があります。日常生活の中で動きづらさを感じる場面が増えてきた場合は、股関節の状態を一度見直すことが大切です。
股関節が痛いときの対処法
股関節の痛みを感じたときは、まず無理に動かさないことが大切です。痛みが強いときは運動を控え、関節に負担をかけないようにしましょう。
長時間同じ姿勢でいると股関節の筋肉が硬くなるため、適度に体を動かすことも重要です。ただし、痛みがある状態で無理にストレッチをするのは避けたほうがよい場合もあります。
また、座りっぱなしの生活や姿勢のクセも股関節の痛みに関係することがあります。デスクワークが多い人は、こまめに立ち上がる習慣をつけることも大切です。
股関節の痛みは、体の使い方や姿勢の影響を受けることも多いため、日常生活の動作を見直すことが改善につながる場合もあります。
まとめ
股関節や足の付け根の痛みには、変形性股関節症、股関節唇損傷、股関節インピンジメント、筋肉の負担、腰からの関連痛などさまざまな原因があります。
特に脚の付け根の痛みは股関節のトラブルでよく見られる症状であり、立ち上がりや歩き始め、しゃがむ動作などで痛みが出ることがあります。
また、曲げると痛い、詰まる感じがする、脚が上がりにくいといった症状は股関節からのサインである可能性があります。日常生活の中でこうした変化に気づいたときは、体への負担を減らしながら様子を見ることが大切です。
股関節は体の動きを支える重要な関節です。痛みを我慢して無理に動かすのではなく、体のサインに目を向けながら適切にケアしていくことが大切です。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
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