フラットバックとは?腰痛・疲れやすい原因になる姿勢の特徴と改善方法を解説
2026年02月1日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、姿勢でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
「立っているだけで腰が重だるい」
「長時間歩くとすぐ疲れる」
「姿勢には気をつけているのに、なぜか楽にならない」
こうした悩みを抱えている方の中に、近年増えているのがフラットバック姿勢です。反り腰や猫背ほど聞き慣れない言葉ですが、実は腰痛や慢性的な疲れやすさと深く関係している姿勢の一つです。
この記事では、フラットバックとはどのような姿勢なのか、なぜ不調を引き起こすのか、そして改善のために知っておきたい考え方を詳しく解説します。
フラットバックとはどんな姿勢か
フラットバックとは、本来あるべき背骨のカーブが失われ、背中から腰にかけてのラインが平らになっている姿勢を指します。
人の背骨は、横から見ると緩やかなS字カーブを描いています。このカーブがあることで、体重や衝撃を分散し、無理なく立ったり歩いたりできる構造になっています。
しかしフラットバックでは、
- 腰の反り(腰椎前弯)が減少
- 骨盤が後ろに倒れる
- 背中が全体的に平らになる
といった特徴が見られます。
一見すると「まっすぐで良い姿勢」に見えることもあり、本人も周囲も気づきにくいのが特徴です。
フラットバックが増えている背景
フラットバックは、特別な病気がなくても、日常生活の積み重ねで起こります。
特に影響が大きいのが、
- 長時間のデスクワーク
- スマホ操作による前かがみ姿勢
- 座りっぱなしの生活
- 腹筋やお尻の筋肉を使わない習慣
これらが続くことで、骨盤が後傾し、腰のカーブが失われていきます。
「姿勢を正そう」と意識して、背中をピンと伸ばしすぎる人ほど、実はフラットバックに近づいているケースも少なくありません。
フラットバックの姿勢的特徴
フラットバックの人には、次のような特徴が見られます。
- 腰が反っていない、または丸く見える
- お尻が平らに見える
- 太ももの裏が張りやすい
- 立っていると腰がつらくなる
- 長時間歩くと疲れやすい
また、横から見ると、
- 耳、肩、骨盤が一直線になりすぎている
- 自然なS字カーブが少ない
といった姿勢になっていることが多いです。
フラットバックが腰痛を引き起こす理由
フラットバックで最も多い不調が腰痛です。これは、背骨の構造的な問題が大きく関係しています。腰のカーブが失われると、本来カーブで分散されるはずの負荷が、腰椎や椎間板に直接かかるようになります。
その結果、
- 立ち続けると腰が重い
- 座っていても腰がつらい
- 動き始めに腰が痛む
といった症状が出やすくなります。
疲れやすくなる理由
フラットバックの人が「疲れやすい」と感じるのには理由があります。姿勢が崩れることで、
- 体幹の筋肉がうまく使えない
- 常に太ももや背中の筋肉に力が入る
- 無意識に踏ん張り続けている
という状態になります。
その結果、立つ・歩くといった日常動作だけで、通常よりも多くのエネルギーを消耗してしまうのです。
見落とされがちな症状との関係
フラットバックは腰痛や疲労感だけでなく、次のような不調とも関係することがあります。
- 太ももの裏の張り
- 股関節の違和感
- 首や肩のこり
- 呼吸の浅さ
骨盤が後傾すると、体全体のバランスが崩れ、別の部位に負担が連鎖的にかかっていきます。
反り腰や猫背との違い
姿勢の不良というと、反り腰や猫背がよく知られていますが、フラットバックはそれらとは少し異なります。
反り腰は腰のカーブが強すぎる状態、猫背は背中が丸くなる状態です。一方フラットバックは、カーブそのものが減ってしまっている状態です。
この違いを理解せずに、反り腰向けのストレッチや猫背矯正を行うと、かえって不調が悪化することもあります。
フラットバックの改善で大切な考え方
フラットバックの改善で重要なのは、「無理に反らす」「姿勢を作ろうとする」ことではありません。
必要なのは、
- 骨盤が自然に起きること
- 腰に適度なカーブが戻ること
- 使えていない筋肉が働くこと
この土台を整えることです。
改善のために意識したいポイント
まず意識したいのは、座り方と立ち方です。座るときに骨盤を後ろに倒して座る癖があると、フラットバックは進行しやすくなります。
- 骨盤を立てる意識
- 浅く腰掛けすぎない
- 背もたれに頼りすぎない
こうした意識が、骨盤の位置を整える第一歩になります。
日常生活での注意点
フラットバックの人は、「姿勢を良くしよう」と背中を固めがちです。しかし、力で姿勢を作ると、かえって筋肉の緊張が強まり、疲れやすくなります。
大切なのは、
- 長時間同じ姿勢を続けない
- こまめに立つ、動く
- 体を固めすぎない
という考え方です。
フラットバックは「気づける姿勢不良」
フラットバックは、レントゲンや専門的な評価がないと自分では気づきにくい姿勢でもあります。しかし逆に言えば、気づいて対処すれば、悪化を防ぎやすい姿勢不良でもあります。
早い段階で体の使い方を見直すことで、腰痛や疲労感を繰り返さずに済む可能性は十分にあります。
まとめ
フラットバックとは、腰の自然なカーブが失われ、背骨が平らになった姿勢です。
一見、良い姿勢に見えることもありますが、
- 腰痛
- 疲れやすさ
- 下半身の張り
- 体全体の不調
につながりやすい特徴があります。大切なのは、「姿勢を正そう」と力むことではなく、体が自然に正しい位置に戻れる環境と使い方を整えることです。
もし、
- 姿勢には気をつけているのに楽にならない
- 立っているだけで疲れる
と感じているなら、フラットバックかもしれません。一度専門家にご相談ください。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
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