頚椎専門だからこそ分かる！「手のしびれ」「頭痛」「めまい」の共通点とは？
2025年07月26日
茨木市のまつお鍼灸整骨院では、首の痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
「手がしびれる」
「頭がズキズキ痛む」
「フワフワとめまいがする」
一見すると別々の症状のように感じるかもしれません。しかし、実はこれらすべてに“首”が関係しているケースが少なくないのです。
当院は首専門の施術を行っており、整形外科や他院で改善しなかったこれらの不調が、首のアプローチによって改善するケースを多数見てきました。
では、なぜ首が悪くなると、こうした多様な症状が現れるのでしょうか？
首と神経のつながり
首から出ている神経は腕～手～指先へとつながっています。
首の神経根（とくにC5〜C8）は、肩や腕、手指の運動や感覚をつかさどる
上部頚椎（C1〜C3）は、自律神経や頭部の血流、平衡感覚に影響を与える
つまり、首のわずかな歪みや緊張があるだけでも、神経や血流が圧迫され、他の部位に不調が現れるのです。
手のしびれ：首から来ている可能性もある
手のしびれ＝手の使いすぎ、と考えがちですが、首の神経の出口（椎間孔）が狭くなることで、神経が圧迫されて起きているケースが非常に多いです。
特に以下のような方は、首の問題が疑われます。
✔スマホやPC作業が長時間続く
✔猫背やストレートネックがある
✔朝起きたときにしびれが強い
✔整形外科では「異常なし」と言われた
このような場合、首のゆがみを整えることで、手のしびれが改善することもあります。
頭痛の原因も首にあった
慢性頭痛の約8割は「緊張型頭痛」と言われており、首や肩の筋緊張が関与しています。さらに、ストレートネックや頚椎のゆがみによって、後頭部の血流・神経に影響を与え、以下のような症状を引き起こします。
✔後頭部が重だるい、ズキズキ痛む
✔長時間座っていると悪化する
✔頭痛と同時に肩こりや首こりもある
また、上部頚椎のゆがみがあると、脳への血流が悪くなり、「脳への酸素不足」から頭痛を引き起こすこともあります。
頭痛薬で一時的に緩和できたとしても、根本的に改善するには“首”の施術が必要なのです。
めまいも首のゆがみと関係する？
「病院で検査しても異常なし」「メニエール病ではないと言われた」…にもかかわらず、めまいが続いている方。その背景には“首に問題”があることが多いです。
上部頚椎（C1〜C2）は、バランス感覚や自律神経と深く関わっており、ここにゆがみがあると、
✔フワフワするような浮動性めまい
✔朝起きたときにグラッとする
✔首を動かすとクラクラする
といった不調が起こることがあります。
とくに「自律神経の乱れ」とは一緒になって症状がでてくるケースが多く、施術では両方にアプローチすることが重要です。
3つの症状に共通する“首のサイン”とは？
手のしびれ、頭痛、めまい。これらの共通点は「首の歪み」です。具体的には、以下のような状態が重なっていることが多いです。
・ストレートネック（生理的湾曲の消失）
・頚椎の可動制限（特定方向に動かしづらい）
・頚椎周囲の筋肉の過緊張
・椎間関節や椎間孔の狭小化
これらにアプローチせずに表面的な対症療法だけをしていても、症状はすぐに戻ってしまいます。
当院のアプローチ
当院では、レントゲン分析をもとに、首の歪み、関節の動きを改善していきます。
施術では、
✔首のアライメント調整（骨格矯正）
✔筋膜リリース・神経モビライゼーション
✔自律神経の調整
など、首に特化した施術を中心に、全身の神経の流れと血流を整えていきます。
まとめ｜手・頭・めまい…首から来ているかもしれません
手のしびれ、頭痛、めまいは一見まったく別の症状のように思えますが、実は、「首の歪み」や「筋肉の過緊張」「神経の圧迫」など、首の構造的な問題が根本原因となっているケースが非常に多く見られます。
特に、長時間のスマートフォン・パソコン作業や、不良姿勢の積み重ねによって、首の関節や筋肉に負担がかかり、結果的に自律神経の乱れや血流障害を引き起こしてしまうのです。
病院で「異常なし」と言われた方ほど、画像に映らない“機能的な問題”が隠れていることも少なくありません。
薬で一時的に症状が和らいでも、首の根本原因が放置されていると再発を繰り返す恐れがあります。
「なんとなく不調が続く」
「検査ではわからないけれどつらい」
そんな方こそ、“首のゆがみ”を改善していくことが大事になってきます。
投稿者：松尾洋信
資格：柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴：明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校
茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
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