【高槻市の50代・女性・膝の痛みの症例】歩行時の痛みが軽減し正座ができるようになった例
2024年11月2日
【主訴】
高槻市の50代・女性。自転車で転倒した際に右膝の外側靱帯を損傷。
約一年間かけてリハビリを受け、ようやく完治したと思われた矢先に、左足全体に痛みがでて、長時間歩くことができない。
【初回来院時】
初回来院時、左足は歩行時や日常生活での動作時に痛みが出て長時間の歩行ができない状態でした。
腫脹はないものの左足全体に痛みがある状態でした。
右膝の靱帯損傷から長い間負担をかけ続けた結果、左足でかばい、それにより痛みを感じやすくなっていました。
怪我の影響で右足の筋力低下やバランスの崩れが生じ、左足にかかる負担が大きくなっていて、さらに長期間の負荷が蓄積していたため、膝から下だけでなく股関節周辺にも張りや痛みが現れていました。
膝も可動域が制限され正座ができない状態でした。
【検査結果】
・左骨盤PI
・左膝屈曲90度
・左膝内側・膝窩に圧痛
・右膝屈曲100度
・両膝OA
検査の結果、右膝の靱帯損傷の状態は良くなっているものの、右膝周辺の筋肉の硬さが見られ、さらに左足全体にかけて筋肉の疲労が顕著でした。
姿勢チェックにおいては、右足の怪我からくる無意識の体重移動が長期にわたり行われていたため、体幹や骨盤が左側に傾き、歩行時や立ち姿勢でも左右のバランスが崩れていることが分かりました。
左膝、股関節、足首といった各関節にも負担がかかりやすく、今後の痛みや違和感を予防するためには、筋肉や関節周りの動きを整える必要があると判断しました。
また、日常的な動作や姿勢改善も行う施術が必要と判断しました。
【施術内容】
右膝の安定性を保つため、周辺筋肉の緊張をほぐし、筋力を回復させる施術を行っていきました。
同時に、左足の負担を和らげるために骨盤や背骨の調整を行い、歩行や立位の際に左右均等に体重が分散されるようバランスの調整を行いました。
さらに、股関節周囲の筋肉の硬直を和らげるため、筋膜リリースとストレッチも併用し、関節の可動域を広げていきました。
自宅でストレッチや姿勢維持のための簡単なエクササイズも行ってもらい、痛みの再発予防を図りました。
3か月程度で歩行時の痛みが緩和され、日常生活での動きも楽になり、可動域もフルレンジまで曲がるようになりました。
【患者さんのコメント】
自転車で転倒して右膝を痛めてから、治るまでに一年もかかり、ようやく治ったと思っていたら今度は左足全体が痛み出して歩けなくなってしまいました。
最初はどうしようかと不安でしたが、仕事仲間から先生の整骨院を紹介してもらい、通い始めました。
施術を重ねるたびに少しずつ痛みが和らぎ、今では短時間なら正座もできるようになりましたし、歩くこともほとんど苦にならなくなりました。
今後もアドバイスを守りながら、先生から教わったケアを続けていきたいです。
※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。
【院長コメント】
今回の症例は、自転車の転倒による右膝の靱帯損傷によって、それをかばい左足全体に負担をかけ、姿勢や筋力のバランスを崩している状態でした。
施術では全身のバランスを整え、日常生活の負担を軽減し、膝関節の可動域を改善することに重点を置き、施術を行っていきました。
引き続きメンテナンスをしながらご自宅でのケアを継続して良い状態を維持していきましょう。
可動域もほぼ問題なく、正座もできるくらいまで良くなりました。
再発防止のためのサポートも、全力でさせていただきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。