【箕面市の40代・男性・頭痛の症例】筋トレ中に起こった後頭部の痛みが良くなった例
2024年09月21日
まつお鍼灸整骨院では、頭痛でお悩みの方々へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
今回は頭痛が良くなった症例をご紹介します。
【主訴】
箕面市の40代・男性。筋トレ中に首に力が入った際に後頭部に痛みがでてから頭痛が続く
【初回来院時】
約2ヶ月前に筋トレ中、いきんだ際に突然頭の左側から後頭部にかけて痛みを感じました。今まで経験したことのない頭痛であったため、念のため脳神経外科を受診し、MRI検査を行いましたが、特に異常は見つかりませんでした。
それでも頭痛が続くため、しばらくは他の整体などで施術を受けることで痛みはある程度抑えていましたが、完全に消えることはなく、運動中に特に走ったり、力が入ると痛みが戻ってくる状態が続いていました。
視診と触診を行ったところ、後頚部の筋肉には顕著な緊張が見られ、左後頭部の圧痛が見られました。
また、頚椎関節に可動制限があることも確認され、これも痛みと関連していると考えられました。
【検査結果】
・頚椎の前弯減少
・3D-L7度
・左後頭部圧痛
・C5骨棘
・右骨盤PI
レントゲン検査と触診の結果、頚椎の弯曲の消失も見られました。首と肩がやや前方に突き出した状態で、筋緊張も強く後頚部の筋肉には圧痛と緊張が見られました。
特に上部頚椎の圧痛点を押すと、後頭部にまで痛みが放散することから、この部位が痛みの主要な原因であると判断されました。
また、頚椎関節に可動制限があり、これも痛みや頭痛を引き起こす原因の一つであることが判断しました。
【施術内容】
まず、圧痛と放散痛が確認された上部頚椎の可動制限を矯正しました。上部頚椎の歪みや動きの悪さが原因で、周囲の筋肉が過度に緊張していたため、矯正後に筋肉の緊張が緩和され、頭痛も少しずつ軽減していきました。
同時に、首と肩が前方に突き出した姿勢(前方頭位)および巻き肩を改善するため、後頚部と肩周りの筋肉を緩和させる施術を行っていきました。
施術後、2週間ほど頭痛がでませんでしたが、再度来院された際、わずかに頭痛があったので継続的に施術を行っていきました。
頭痛の頻度が減ってくると施術の間隔をあけていき様子を見ていきました。
【患者さんのコメント】
2ヶ月前に筋トレ中に突然感じた後頭部の痛みは、これまで経験したことのない頭痛でした。MRI検査でも異常はなく、原因がわからないまま痛みが続く状況で、こちらの整骨院を知り、通い始めました。
レントゲンの結果でストレートネックの状態だとわかり、首・肩の痛みや頭痛の原因の一つだと教えてくれました。
施術を受けるたびに筋肉の緊張がほぐれ、頭が軽くなっていくのを実感しました。
施術後はしばらく頭痛もなく、日常生活も快適に過ごせるようになりました。以前は運動をするたびに痛みが再発していたのですが、それもなくなっていきました。
先生のアドバイスを受け、姿勢改善にも取り組んでいきました。
今後もメンテナンスを続けながら、痛みの再発を防ぎ、良い状態を保っていきたいと思います。
【院長コメント】
今回のケースは、筋トレ中の急な負荷によって首に負担がかかり、それが頭痛の原因となった可能性が高いです。
もともと頚椎のカーブが消失していたので負担もかかりやすく首の関節や筋肉にも負担がかかっていたと思われます。
施術では、頚椎の矯正を行うことで頚椎のカーブと傾きを戻すことを中心に行っていきました。
ストレートネックは長時間のデスクワークやスマートフォンが原因でなることが多いですが、急な負荷や繰り返しの動作や運動により、首に過度なストレスがかかることで症状が悪化することがあります。
今後も定期的のメンテナンスをしながら日常生活を送れるよう継続してサポートできればと思います。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校
茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。