スマホを触ると肘が痛い…それ“スマホ肘”かも?原因と治し方を解説

2025年11月22日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、肘の痛みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。

スマホを触ると肘が痛い…それ“スマホ肘”かも?

近年、スマートフォンの長時間使用が原因で「肘が痛い」「曲げ伸ばしに違和感がある」と訴える人が急増しています。特に、デスクワークや育児などでスマホを使う時間が多い人ほど、肘関節に負担がかかりやすくなります。

この症状は“スマホ肘”と呼ばれ、正式には「肘部管症候群」「上腕骨内側上顆炎」と診断されることもあります。単なる使いすぎと思って放置すると、痛みやしびれが慢性化する危険があります。

スマホ肘とは?

スマホ肘とは、スマートフォンやタブレット操作により、肘の内側を通る神経や腱が圧迫・摩擦されることで起こる障害です。特に「肘を曲げたまま手首を動かす姿勢」が長時間続くことで、肘関節の周囲に炎症が起こり、痛みやしびれが現れます。

軽症のうちは違和感程度ですが、進行すると腕全体にピリピリしたしびれが広がり、物を持つ・字を書く・家事をするなど日常生活にも支障をきたします。

スマホ肘の主な原因

1. 長時間の肘曲げ姿勢

スマホ操作中、多くの人は肘を曲げた状態を保ち続けています。この姿勢では、肘の内側を走る「尺骨神経」に持続的な圧迫がかかり、血流が滞ります。

神経は軽い圧迫でも痛みやしびれを引き起こします。特に、寝ながらスマホを見る人や、デスクで腕を固定したまま操作する人はリスクが高まります。

2. 指・手首の使いすぎ

片手でスマホを持ち、親指で操作を続けると、前腕の屈筋群(特に浅指屈筋・橈側手根屈筋)が疲労します。この筋群は肘の内側につながっているため、慢性的な負担が炎症を引き起こします。

3. 姿勢の悪さ

ストレートネックや猫背姿勢のままスマホを操作すると、肩から腕にかけて筋肉が常に引っ張られ、肘への負荷が増大します。肩甲骨の動きが制限されることで、肘関節が代償的に動きすぎ、筋肉や腱の微小損傷を繰り返してしまいます。

4. オーバーユース(使いすぎ)

仕事や育児、スポーツなどで腕を酷使している人は、回復が追いつかず慢性炎症が進行します。特にPC作業・裁縫・料理・スマホゲームなど、同じ動作を長時間繰り返す行為が引き金になります。

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スマホ肘の代表的な症状

  • 肘の内側を押すと痛い
  • 手首や指を動かすと肘の奥に響く
  • 小指や薬指がしびれる
  • 肘を曲げるとビリッと電気が走る
  • 夜間や朝方にしびれやだるさが増す

これらの症状がある場合、単なる筋肉疲労ではなく神経圧迫が起きている可能性が高いです。特に「小指と薬指のしびれ」がある場合は、肘部管症候群の疑いが強くなります。

放置するとどうなる?

初期の段階であれば休養や姿勢改善で治まることもありますが、放置すると神経が慢性的に圧迫されしびれ等が起こることがあります。

小指側の握力が弱まり、ペットボトルのキャップを開けづらい・字が書きづらいなどの動作障害につながるので早めの対策が重要です。

自宅でできるセルフケアと予防法

1. 肘を伸ばす時間を増やす

スマホを長時間使った後は、意識的に肘を伸ばしましょう。肘をまっすぐにして手首を反らすストレッチを行うと、神経と筋肉の緊張を緩和できます。

2. スマホ操作の姿勢を見直す

スマホを顔の高さまで上げて、肘を極端に曲げないようにします。寝ながら操作する姿勢は避け、肘や手首が自然な位置にある状態を心がけましょう。

3. 温熱・アイシングケア

急性期の炎症があるときはアイシングが効果的です。

慢性期になると肘や前腕の冷えは筋肉を硬くし、痛みを悪化させます。蒸しタオルや温湿布で10〜15分温めると血行が促進され、炎症物質の排出を助けます。

4. ストレッチと軽い運動

手首の回旋運動や、手をグーパーする軽い体操で筋肉の柔軟性を保ちましょう。特に前腕の内側と外側をバランスよく動かすことが大切です。

整体でのアプローチについて

スマホ肘は単なる局所炎症ではなく、姿勢や骨格の乱れも関係しています。姿勢が悪いと、腕全体に負担がかかりやすくなります。

整体的でのアプローチでは、首・肩・肘のアライメントを整え、神経や血流の通りを改善します。特に肘だけでなく、肩関節や姿勢のバランスを同時に調整することで、再発を防ぎやすくなります。

まとめ

スマホ肘は、長時間の姿勢・使いすぎ・血流低下といった小さな積み重ねから生じます。初期のうちにケアをすれば回復は早く、再発も防げます。

肘や腕の違和感を放置せず、姿勢改善・ストレッチ・アイシング・温熱ケアなどを取り入れましょう。痛みが続く場合は、早めに専門家に相談し、根本的な原因を見つけて解消することが大切です。

 

投稿者:松尾洋信

資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター

経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。

その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。

身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

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参考文献
日本整形外科学会

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