産後の骨盤ベルトを外すのはいつ?正しいタイミングと注意点を解説
2026年02月8日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、産後の骨盤の歪みでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
産後に骨盤ベルトを着けているものの、「いつまで着ければいいの?」「そろそろ外しても大丈夫?」と迷っている方はとても多いのではないでしょうか。
産後の骨盤ケアは大切だと聞く一方で、外すタイミングを間違えると不調が出るのでは…と不安になるのも無理はありません。
実際、骨盤ベルトは着けっぱなしが良いわけでも、早く外せば良いわけでもありません。大切なのは、「いつ」「どんな状態で」外すかという視点です。
この記事では、産後の骨盤ベルトを外す目安や注意点、外した後に起こりやすい変化について、分かりやすく解説します。
そもそも産後に骨盤ベルトを着ける理由
妊娠・出産を経た骨盤は、ホルモンの影響で靭帯が緩み、大きく開いた状態になります。この時期の骨盤は非常に不安定で、体を支える力が弱くなっています。
骨盤ベルトは、
- 骨盤を安定させる
- 腰や恥骨への負担を軽減する
- 産後の動作を楽にする
といった目的で使われます。つまり、骨盤が安定するまでの「補助具」という位置づけです。
産後の骨盤ベルト、外す目安はいつ?
結論から言うと、産後1〜3か月頃が一つの目安とされることが多いです。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、全員に当てはまるわけではありません。
骨盤の戻り方には個人差があり、
- 出産の経過
- 産後の生活スタイル
- 筋力の回復具合
によって適切なタイミングは変わります。
外すタイミングを判断する一つの基準
骨盤ベルトを外すタイミングを考える際、重要なのは「期間」よりも体の状態です。
例えば、
- ベルトなしでも立ち上がりや歩行が不安なくできる
- 腰や恥骨に強い痛みが出ない
- 長時間の抱っこでグラつきを感じにくくなっている
こうした状態が安定してきたら、徐々に外すことを検討してもよいサインと考えられます。
いきなり外すのはNG?段階的に外す考え方
「もう時期かな」と思っても、いきなり完全に外すのはおすすめできません。骨盤ベルトは、長く使っているほど体が“支えられている状態”に慣れています。
そのため、
- 外出時だけ外す
- 家の中では外す
- 短時間だけ外す
といった形で、少しずつ使用時間を減らすのが理想です。
早く外しすぎると起こりやすい不調
骨盤が十分に安定しないうちに骨盤ベルトを外すと、次のような不調が出ることがあります。
- 腰痛が出てくる
- 恥骨や股関節が痛む
- 立ち上がるときに不安定感がある
- 疲れやすくなる
これは、骨盤を支える筋肉がまだ十分に働いていない状態で、負荷がかかるためです。
逆に、着けすぎも注意が必要
一方で、「不安だから」と骨盤ベルトを長期間着け続けるのも注意が必要です。長く頼りすぎると、本来使うべき筋肉が働きにくくなることがあります。
結果として、
- ベルトを外すと余計に不安になる
- 腰が弱くなった感じがする
といった状態になることもあります。
骨盤ベルトを外す前に意識したいポイント
骨盤ベルトを外す前後は、次の点を意識することで不調を防ぎやすくなります。
- 姿勢を意識する
- 急に無理な動きをしない
- 抱っこや家事の姿勢を見直す
特に、前かがみの姿勢や片側だけに負担がかかる動作は、骨盤に影響しやすいため注意が必要です。
外したあとに違和感が出たらどうする?
骨盤ベルトを外したあと、「腰が重い」「少し不安定な感じがする」といった軽い違和感が出ることは珍しくありません。
ただし、
- 痛みが強くなる
- 日常生活に支障が出る
- 数日経っても改善しない
といった場合は、無理に我慢せず、一度体の状態を見直すことが大切です。
骨盤ベルトだけに頼らないという考え方
産後の体を整えるうえで大切なのは、骨盤ベルトに頼りすぎないことです。ベルトはあくまで補助であり、最終的には自分の体で支えられる状態を目指す必要があります。
そのためには、
- 体の使い方
- 姿勢
- 筋肉のバランス
といった点を整えていく視点が重要になります。
こんな人は外す前に一度確認を
次のような方は、骨盤ベルトを外す前に一度体の状態を確認しておくと安心です。
- 産後数か月経っても腰痛が続いている
- 恥骨や股関節の痛みがある
- 二人目以降の出産で不調が強い
「時期的には外していいはずなのに不安が残る」という場合、骨盤以外の要因が関係していることもあります。
まとめ
産後の骨盤ベルトは、着けること自体が目的ではなく、骨盤が安定するまでのサポートとして使うものです。
外すタイミングは「産後何か月」という数字だけで判断するのではなく、自分の体の安定感や動きやすさを基準に考えることが大切です。
早く外しすぎても、長く着けすぎても不調につながる可能性があります。少しずつ様子を見ながら、自分の体と相談して進めていくことが、産後の不調を防ぐ近道になります。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。
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