オスグッドがなかなか治らない子に共通する3つの特徴について
2025年12月22日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、オスグッドでお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
オスグッドがなかなか治らない子に共通する3つの特徴
「しばらく休めば治ると思っていたのに、なかなか良くならない」
「ストレッチもしているのに、痛みが引かない」
成長期の子どもに多いオスグッド病ですが、実は治りにくい子には共通した特徴があります。単に太ももが硬い、運動量が多いという理由だけでは説明できないケースも少なくありません。
オスグッドが長引く背景には、身体の使い方や成長期特有のバランスの乱れが深く関係しています。ここでは、臨床現場で多く見られる「なかなか治らない子に共通する3つの特徴」について詳しく解説します。
特徴① 太ももだけでなく「全身の使い方」に問題がある
オスグッドというと「太ももの筋肉(大腿四頭筋)が硬いから起こる」と説明されることが多く、ストレッチだけに意識が向きがちです。
しかし、実際に治りにくい子どもを見ていくと、問題は太ももだけに限りません。
例えば、走る・ジャンプする・着地するといった動作の中で、股関節や足首がうまく使えていない子が非常に多く見られます。本来であれば、衝撃は足首・股関節・体幹へと分散されますが、それができないと、膝だけに負担が集中します。
特に多いのが、
- 足首が硬く、クッションが使えない
- 股関節の動きが悪く、膝で踏ん張ってしまう
- 体幹が弱く、動作が不安定
こうした状態では、どれだけ太ももを伸ばしても、運動時に膝下へ繰り返し強い牽引ストレスがかかり続けます。その結果、オスグッドが慢性化しやすくなるのです。
特徴② 骨盤や姿勢が歪んでいる
オスグッドが治りにくい子の多くに共通するのが、骨盤や姿勢のゆがみです。
成長期は身長が急激に伸びるため、筋肉や関節の成長スピードが追いつかず、姿勢が崩れやすくなります。
骨盤が前に傾いた状態(反り腰)になると、太ももの筋肉は常に引き伸ばされた状態になります。その結果、膝のお皿の下にある脛骨粗面に、通常以上の負担がかかります。
また、左右どちらかの骨盤が高い、体が傾いているといった姿勢のクセがあると、片側だけオスグッドが強く出る原因にもなります。
「なぜ右だけ痛いのか」「なぜ左だけ治らないのか」という疑問は、姿勢を見直すことで説明がつくケースが非常に多いのです。
姿勢や骨盤の問題を無視したままでは、痛みの出る場所だけをケアしても根本改善にはつながりません。
特徴③ 痛みを我慢しながら運動を続けている
治りにくいオスグッドに共通する最大の特徴が、痛みを我慢して運動を続けていることです。
- レギュラーを外されたくない
- 大会が近い
- 休むと遅れる
こうした理由から、多少の痛みなら我慢して練習を続けてしまう子どもは少なくありません。
しかし、成長期の骨はまだ未完成で、非常にデリケートです。炎症が起きている状態で負荷をかけ続けると、かえって負担がかかり、慢性炎症へと移行します。
その結果、
- しゃがめない
- 正座ができない
- 階段で痛む
- 運動後だけでなく日常生活でも痛む
といった状態に進行し、回復までに数か月〜1年以上かかるケースもあります。
「完全に休め」と言う必要はありませんが、痛みの出方を基準に運動量を調整する視点は欠かせません。適切な判断ができるかどうかが、改善のスピードを大きく左右します。
オスグッドが治らないのは「努力不足」ではない
オスグッドが長引くと、「ストレッチをサボっているのでは」「本人のケア不足では」と考えてしまいがちですが、それは大きな誤解です。
多くの場合、問題は身体の構造・使い方・成長バランスにあります。
太ももだけを見るのではなく、
- 足首や股関節の動き
- 骨盤や姿勢の状態
- 運動時のフォーム
- 日常生活での座り方や立ち方
こうした全体を評価することで、初めて「なぜ治らないのか」が見えてきます。
まとめ
オスグッドがなかなか治らない子どもには、
- 膝以外の関節がうまく使えていない
- 骨盤や姿勢のゆがみがある
- 痛みを我慢して運動を続けている
という共通点があります。成長期という大切な時期だからこそ、「痛みのある場所」だけでなく、「なぜそこに負担が集中しているのか」という視点で身体を見直すことが重要です。
適切なケアと判断を行えば、オスグッドは将来に引きずる症状ではありません。
今の段階で正しい方向に修正することが、子どもの未来のケガ予防につながります。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。







