急に汗が吹き出るのはなぜ?自律神経が原因のケースと対処法を解説
2026年02月15日

茨木市のまつお鍼灸整骨院では、自律神経の不調でお悩みの方へ向けて、役立つ情報を提供しています。患者さんからよくいただく質問や疑問に対する回答を、私自身が勉強してきたことや、実際の施術経験に基づいて、記事にまとめています。
特に暑くもなく、運動したわけでもないのに、突然じわっと汗が噴き出してくる。人前や仕事中、電車の中などで起こると、「何かの病気では?」「このまま止まらなかったらどうしよう」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
実はこうした急な発汗の背景には、自律神経の乱れが関係しているケースが少なくありません。汗は体温調節のために必要な反応ですが、自律神経のバランスが崩れると、必要以上に汗が出てしまうことがあります。
この記事では、急に汗が吹き出る仕組み、自律神経が関係する理由、そして日常でできる対処法について分かりやすく解説します。
汗はなぜ出るのか?自律神経との関係
汗をかく働きは、自分の意思ではコントロールできない自律神経によって調整されています。
自律神経には、活動時に働く「交感神経」と、休息時に働く「副交感神経」があり、この2つがバランスよく切り替わることで体の状態が保たれています。
発汗は主に交感神経が優位になったときに起こります。本来であれば、暑いときや運動時など、体温を下げる必要がある場面で働く仕組みです。
しかし、自律神経の切り替えがうまくいかなくなると、体温とは関係なく、交感神経が過剰に働き、急に汗が出ることがあります。
自律神経が原因で起こる「急な発汗」の特徴
自律神経が関係している発汗には、いくつか共通する特徴があります。
- 気温に関係なく突然汗が出る
- 緊張していないのに汗が出る
- 顔や頭、脇、背中などに集中して汗をかく
- 動悸や息苦しさ、不安感を伴うことがある
これらは、交感神経が過敏に反応しているサインと考えられます。
なぜ自律神経が乱れるのか
自律神経が乱れる原因は一つではなく、生活習慣や体の状態が複雑に関係しています。
代表的な要因としては、
- 慢性的なストレス
- 睡眠不足や生活リズムの乱れ
- 長時間のスマホ・パソコン使用
- 首や背中の緊張
- 気温差や季節の変わり目
などが挙げられます。
特に現代では、常に気を張った状態が続きやすく、交感神経がオフになりにくい生活になっている人が多い傾向があります。
急な汗と一緒に出やすい症状
自律神経の乱れによる発汗は、汗だけで終わらないこともあります。
- めまい
- 動悸
- 手足の冷え
- 疲れやすさ
- 寝つきの悪さ
こうした症状が重なっている場合、体は「休みたいのに休めない状態」に陥っている可能性があります。
病気との違いはどう見分ける?
急な発汗があると、「何か重大な病気では?」と心配になる方もいます。確かに、内分泌系の疾患などが原因で汗が増えるケースもありますが、自律神経が原因の場合は次のような傾向があります。
- 検査では大きな異常が見つからない
- 症状に波がある
- ストレスや疲労で悪化しやすい
「異常なし」と言われたのに症状が続く場合、自律神経のバランスに目を向ける必要があります。
急に汗が出たときのその場でできる対処法
突然汗が出たときは、まず呼吸を整えることが大切です。浅く早い呼吸は交感神経をさらに刺激してしまいます。ゆっくり鼻から息を吸い、口から長く吐くことを意識するだけでも、体は落ち着きやすくなります。
また、
- 首元をゆるめる
- 一度姿勢を正す
- 冷たい飲み物を少量飲む
といった行動も、過剰な緊張を和らげる助けになります。
日常生活でできる予防と対策
自律神経由来の発汗は、日々の積み重ねが大きく影響します。そのため、「汗を止めよう」とするよりも、自律神経が乱れにくい状態を作ることが重要です。
具体的には、
- 寝る時間と起きる時間をできるだけ一定にする
- スマホやパソコンの時間を意識的に区切る
- 首や肩の緊張をためない
- 湯船にゆっくり浸かる
こうした習慣が、自律神経の切り替えを助けます。
首や姿勢と自律神経の関係
見落とされがちですが、首や背中の緊張は自律神経と深く関係しています。首まわりには自律神経の通り道が集中しており、姿勢が悪く筋肉が硬くなると、神経の働きが乱れやすくなります。
デスクワークが多い方や、猫背・前かがみ姿勢が続いている方は、発汗だけでなく、さまざまな不調が重なりやすい傾向があります。
こんな場合は一度体の状態を見直してみて
- 急な汗と一緒に不安感が強くなる
- 休んでも症状が改善しにくい
- 首や肩こりが慢性的にある
こうした状態が続いている場合、単なる「体質」ではなく、体のバランスが崩れているサインかもしれません。
まとめ
急に汗が吹き出る症状は、必ずしも病気とは限りません。多くの場合、自律神経の乱れによって体が過敏に反応している状態です。
大切なのは、汗そのものを恐れるのではなく、「なぜ体がそう反応しているのか」という視点で自分の生活や体の状態を見直すことです。
呼吸、姿勢、睡眠、ストレス。これらを整えていくことで、急な発汗は少しずつ落ち着いていくケースも少なくありません。
不安を抱え込まず、体からのサインとして受け止めてみてください。自律神経の不調でお悩みの方はご相談ください。
投稿者:松尾洋信
資格:柔道整復師 鍼灸師 カイロプラクター
経歴:明治東洋医学院専門学校 行岡整復専門学校

茨木市出身。施術家歴25年。学生時代はずっと野球をやっていました。大学卒業後に治療家を目指し専門学校へ入学、柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得。
その後、整骨院や鍼灸院・整形外科・社会人野球のトレーナー活動などを経て2010年に開業。その後、多くのセミナーに参加してレントゲンに基づいた独自の骨格矯正で首の痛みや頭痛・ストレートネック・頚椎ヘルニアなどの施術を専門としています。
身体のことでお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。
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